腸を整えると心も整う!脳腸相関とは?
「最近イライラしやすい」
「鼻炎が長引く」
「偏頭痛がよく起こる」――
そんなちょっとした不調が続いているとき、実は「腸」が深く関係しているかもしれません。
腸といえば便通のことばかり気にしがちですが、実は心や自律神経、そして痛みやアレルギー症状にまで関わっていることが、最近の研究や東洋医学の視点からもわかってきました。
東洋医学では、腸にまつわる流れを「経絡(けいらく)」というエネルギーの道すじで考えます。
たとえば大腸系は手の甲から腕、肩を通って鼻へ、小腸系は手の小指から肩、首、耳にまでつながっています。
つまり、腸の働きが乱れると、その経絡に沿った場所――
たとえば肩の痛み、腕のだるさ、首のコリ、鼻炎、耳鳴り、偏頭痛など――
にサインが出ることがあるのです。
「腸と鼻?」「腸と頭痛?」と思うかもしれませんが、これは決して不思議な話ではなく、体が内側の不調を“外”に教えてくれている証拠とも言えます。
また、現代医学の視点でも腸と心が深くつながっていることが明らかになってきました。
この関係は「脳腸相関(のうちょうそうかん)」と呼ばれ、脳と腸が互いに影響し合っていることを意味します。
たとえば、腸が炎症を起こすと「不安ホルモン」が出やすくなったり、逆にストレスを感じると腸の動きが鈍くなって便秘になることがあります。
腸内細菌のバランスが乱れると、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌がうまくいかなくなり、気分が落ち込みやすくなったり、眠れなくなったりすることも。
さらに、小麦や砂糖のとりすぎで腸が荒れてくると、ビタミンやミネラルの吸収がうまくいかなくなり、神経を守る栄養が足りなくなることがあります。
その結果、体が過敏になり、光や音、気圧の変化に弱くなって、偏頭痛やアレルギー症状が出やすくなる人もいます。
こうしてみると、「なんとなく最近つらい」と感じる不調も、腸の疲れが関係していることがあるのです。
対策。
まずは腸にやさしい食事、たとえば発酵食品や食物繊維を日常的に取り入れてみましょう。
ヨーグルトも良いのですが、植物性のぬか漬け、味噌汁、納豆など、昔ながらの和食は腸を整える強い味方です。
そして、水分をこまめにとる、なるべく湯船に浸かる、睡眠をきちんと確保する。
これだけでも腸の働きはずいぶん変わってきます。
心と体は、ばらばらではありません。
腸が元気になれば、自然と呼吸も深くなり、肩の力も抜けてきて、心まで軽くなってくる。
そう実感できたら、それはまさに、腸が教えてくれた“体の声”に気づけた証拠です。
───────────────────
いかがでしたか?
あなた自身やご家族、大切な方の心身のお悩みのお役に立てたらと思います。
次回もお楽しみ!
https://www.instagram.com/junichi.yajima_ptrab?igsh=OGxnbHllczZ6bmg3&utm_source=qr
Threads
https://www.threads.net/@junichi.yajima_ptrab?igshid=NTc4MTIwNjQ2YQ==
X
https://x.com/junichi_yajima?s=21&t=2_g75GPnTFEJ14Zr2oWWBA
YouTube
https://youtube.com/@junichiyajima?si=GYj0NePSLRPsNPS7