糖質は自律神経を乱す?
私たちの心と体を静かに支えている「自律神経」。
実は日々の食事内容と深くつながっています。
特に糖質の摂り方は、自律神経の働きを整えるうえで重要なポイントになります。
甘いお菓子や白米、白いパンなど精製された糖質を一気に摂取すると、血糖値が急激に上がり、その反動でインスリンが大量に分泌され、血糖値が急降下します。
このジェットコースターのような血糖の変動は、交感神経を過度に刺激し、イライラや不安感、倦怠感などの自律神経の乱れにつながりやすくなります。
甘いものを食べるとほっとする感覚は一時的ですが、それが習慣化すると、心身にとってはむしろストレス源になることもあるのです。
だからといって、糖質を極端に制限する必要はありません。
むしろ大切なのは「どう摂るか」という質の工夫です。
たとえば、玄米や五穀米、全粒粉のパンなど、食物繊維やビタミン、ミネラルがしっかり残っている糖質源を選ぶと、血糖値の上昇は緩やかになり、体への負担が少なくなります。
こうした食材は、腸内環境を整える食物繊維も豊富で、副交感神経の働きをサポートする面でも心強い味方です。
また、糖質をエネルギーに変える過程で必要となるのがビタミンB群とビタミンCです。
これらの栄養素が不足すると、糖質をうまく代謝できず、疲れやすさやだるさの原因になりやすくなります。
ビタミンB群は豚肉や納豆、卵、雑穀などに多く含まれ、ビタミンCは野菜や果物に豊富です。
しかし、忙しい日常の中で毎回の食事から十分に摂るのが難しいと感じる場合は、サプリメントを上手に取り入れるのもひとつの手です。
栄養を補うことで、糖質を味方につけ、心身のバランスを整える力がより高まります。
つまり、自律神経にやさしい食事とは、糖質を避けることではなく、「適度に、栄養とともに摂る」こと。
心を落ち着ける副交感神経の時間を大切にしながら、毎日の食事を丁寧に選ぶことが、内側から穏やかに自分を整える第一歩になるのです。
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いかがでしたか?
あなた自身やご家族、大切な方の心身のお悩みのお役に立てたらと思います。
次回もお楽しみ!
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