自律神経とホルモンバランス
あなたがなんとなく元気が出ないのは、気のせいじゃありません。
最近、ふとしたことで気分が落ち込んだり
ちょっとしたことでイライラしたり、なんだか毎日がスッキリしない…
そんなこと、ありませんか?
「きっと疲れてるだけ」
「年齢のせいかな」
って、つい流してしまいがちだけど、、
その違和感、実はあなたの体がそっと出しているサインかもしれません。
ほんの少し、自律神経とホルモンのことを知るだけで、心と体の整い方が、ふわっと変わっていくことがあります。
家のこと、仕事のこと、家族のこと
あれもこれも毎日がんばっているうちに、自分のことはつい後回しになってしまいますよね。
でも、朝から体が重かったり、理由もなく不安になったり、ちょっとしたことで涙が出そうになったり…
そういう日が続くと、自分でも「どうしちゃったんだろう」って不安になります。
でも、そう感じているのはあなただけじゃないんです。
実は、そんな気持ちの波には「わけ」があります。
それは、「自律神経とホルモンのバランスが
ちょっとだけ乱れてしまっているから」
わたしたちの体は、脳の真ん中にある「視床下部」という場所で、自律神経とホルモンのバランスをコントロールしています。
この視床下部がうまく働いていれば、気持ちも体も自然と整って、スムーズに日々を過ごすことができます。
でも、毎日の忙しさやストレスが続くと、この視床下部がちょっと疲れてしまって、心と体のリズムがずれてきてしまうんです。
じゃあ、どうすればいいの?と思ったあなたへ。
じつは、視床下部をそっと整えるために、今日からすぐできる、とてもやさしい方法があるんです。
ひとつ目は、鼻からの深い呼吸。
できるだけゆっくりと、鼻から吸って、鼻から吐く。
ポイントは「吐く息を長めにすること」
このとき、空気が鼻の奥の副鼻腔という空洞を通ることで、脳の中の温度がやさしく整えられて、視床下部が安心して、ホッと力を抜いてくれるのです。
そしてもうひとつのケアは、お顔のまんなかを、冷たいタオルでやさしく冷やすこと。
目のまわりや鼻のつけ根、ほほのあたりに
そっと冷水で絞ったタオルを当ててみてください。
ここには、副鼻腔や下鼻甲介という空間があって、ここを冷やしてあげると、脳の奥の熱がほどよくクールダウンされて、視床下部が落ち着きやすくなるんです。
朝の身支度の前に、ちょっとだけ
寝る前にお布団の中で、ちょっとだけ
そんな時間でも、視床下部はあなたのやさしさをちゃんと感じ取ってゆっくり整ってくれます。
「わたし、ちゃんと整えたいな」って思った瞬間が、もう最初の一歩です。
がんばりすぎなくて大丈夫。
ほんの少し、呼吸と冷やすことに意識を向けるだけで、あなたの体は、ちゃんと応えてくれるんです。
さっそく今日、やってみませんか?
目を閉じて、ゆっくり息を吐きながら、冷たいタオルを両ほほにそっと当ててみるだけ。
それだけでも、視床下部がふぅっと力を抜いて、あなたの心と体が、静かに整っていくのを感じられるはずです。
あたらしい何かを始めるのではなくて、もともと備わっていた「整う力」を思い出すような
そんなケアを、今日からあなたのそばに置いてみてくださいね。