今回は、ツボの押し方のお話です。
体中のツボ、経穴(けいけつ)と言いますが、世界基準の正穴が360余り、そのほかにもたくさんの経穴があります。
有名なツボで、肩こりのツボ、肩井(けんせい)や、目の疲れに効く手の親指の付け根、合谷(ごうこく)などはよく知られています。コンビニに並んでいる健康雑誌や、テレビのワイドショーでもツボの特集は頻繁に目にします。
それでは、ツボを押す効果とは、どの様な原理なのでしょうか。
みなさんは、レモンや梅干しを食べるとキューっと酸っぱさを感じますよね。
この様な作用に実はツボ押しの効果があてはまるのです。
神経の働きというのは、急激な緊張のあとに、弛緩する(ゆるむ)という性質があります。
わっと脅かすと、しゃっくりが止まる、止まらない時もありますが。
疲れて自律神経が緊張している状態から、更に急激な刺激を与えることによりリラックス効果が得られるのです。
つまり、梅干しやレモンで得られる緊張はリラックス効果につながり、やや痛気持ちよくツボ押しをすることでも神経のストレスを除去することができます。
ぐーっと押して、パッと離す。いろんなツボで、試してみてください。