健康新聞7月号を掲載しました。
健康新聞7月号コラムは、疲れの原因です。
疲れの原因
疲れは誰にでもあるものですが、なかなかどのくらい疲れているかを周りの人にわかってもらうことは難しいことだと思います。
怠惰と決めつけられると分が悪いし、かと言って我慢しているのも辛いものです。
疲れにも理由があります。
体を休めて改善する為の疲労感。
身体の機能が乱れて低下している為の病的な疲労感。
気が乗らない、前向きになれない心情による疲労感など。
私たち自然療法を施す立場からすると、身体機能が原因である疲れは取り除いてあげたいところです。
なかなかどのくらい疲れているか測れない疲労感。
実は背骨を観察すればわかるのです。
疲れていると、体の左右のどちらかが硬くなり、背骨の歪みが現れます。
また、その硬さの度合いにより、ストレスの蓄積が伺えます。
つまり、左右の筋肉の硬さの差、またその硬さの度合いが蓄積した疲労の度合いといっても良いと思います。
後頭部と首の筋肉の境を通過する迷走神経は、硬くなった筋肉により働きを阻害され、手足の痛みや内臓機能の低下を招きます。
これを筋硬症といいます。
一部の首の硬さは神経の作用によりネットワーク化され、全身的に筋肉の緊張の症状として現れ疲れを感じるようになるのです。