健康新聞9月号のコラムは、腰痛予防はこまめなケアで、です!
腰痛予防はこまめなケアで
腰痛になる方のほとんどは、骨盤、体の歪みがみられます。一般的には、腰痛は同じ姿勢を長く続けたり、同じ作業が繰り返されるとなるものと考えます。当然、それは正しい理由です。しかし、朝起きたらズキズキ痛み出した、何もしていないのに夕方からだんだん痛みが強くなってきた、こういう事があった覚えがある方も多いのではないでしょうか。これは、体の内なる場所に原因があり、歪みが強くなっているのです。それでは、内なる場所とはどの様なケースでしょうか。みなさんは疲れを感じたことが必ずあるはずです。疲れには3つの原因があります。感情、気候、生活習慣の3つです。東金医学では内因、外因、不内外因といいます。この原因に対して体は防御、拒否、適応などの働きを起こして内臓は様々な現象を引き起こします。胃腸の働き、脈拍や血圧、発汗、他にも色んなことが体の内部に起こります。腰には腎兪と大腸兪という経穴があります。兪はゆと読みます。腎臓と大腸は脳の働きや血圧、疲れに対してとても敏感です。ですから、腰を痛める方は歪みや疲れを溜め込んでいて、その上で無理がきっかけとなりついには痛みが出てしまうのです。こまめなケアで、疲れの蓄積を改善し続けることが大切です。