リズム運動で自律神経を整える
「なんか最近、呼吸が浅い気がする」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
もしかすると、それは「自律神経のリズム」が乱れてるサインかもしれません。
呼吸、心拍、血圧、ホルモン…
これらを司る自律神経は、実はリズムが命なんです。
でも現代人は、スマホ、仕事、SNS、睡眠不足。
リズムもへったくれもない、ノンストップ生活を送っています。
じゃあ、どうしたらいいのか?
「身体にリズムを取り戻してあげること。」
たとえば朝、軽くウォーキングしてみてください。
呼吸に合わせて一歩一歩進むだけで、驚くほど心が落ち着いてくるのを感じるはず。
それでも時間がなければ、その場でスクワット10回でもOK。ラジオ体操の内容の数種目でも良いと思います。
スクワットって、実はとても奥深いんです。
やっている間は、軽い筋力負荷で交感神経が一時的に優位になります。
でも、それを終えた直後――
副交感神経がぐっと働き出す。
これ、自律神経の“ゆらぎ”をうまく使った回復術。
交感神経を軽く刺激しておくことで、その「反動」として副交感神経のスイッチが入りやすくなるんです。
言うなれば、自律神経にとってのストレッチ運動みたいなもの。
さらに、こうした動きが「セロトニン神経」にも火を入れます。
セロトニンは、心の安定や自律神経の切り替えに深く関わる物質。
朝日を浴びながらリズム運動をすると、その分泌が増え、交感・副交感のスイッチングがスムーズになります。
もし今、イライラして眠れなかったり、
何かをグルグル考え続けていたりしたら。
それは「前頭前野」がオーバーヒートしてる証拠かもしれません。
でも、ゆっくり10回スクワットしてみてください。
呼吸と動作を合わせながら。
脳と神経の回路が、すーっと落ち着くのを感じるはずです。
リズム運動って、すごいんですよ。
それは、身体の動きという”原始的な知恵”を使って
脳と神経を、安心モードに切り替えるスイッチだから。
もし今、何かに行き詰まりを感じているなら…
まずは1分、呼吸に合わせて体操をしてみよう、きっとそこから、整い直せる、あなたのリズムが、もう一度、回り始める。